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メンズエステの市場規模|年代別の需要や開業する際のポイント4つも
エステサロン業界への参入・開業を検討している人の中には、「エステサロンはどれくらいの市場規模なのか」と考える人もいるのではないでしょうか。
エステサロンの市場規模は年々大きくなっており、売上高は2015年から2019年までの間で約40億円増加しています。
近年では、メンズエステサロン業界も成長市場となっており、メンズエステサロンの売上高は、エステ業界全体の約9%を占めています。
今回は、メンズエステサロンの市場規模から、メンズエステサロンを開業する際のポイントまで紹介するため、ぜひ参考にしてください。
目次
1.エステサロン業界の市場規模
美容業界の中でも、年々売上を伸ばしている分野のひとつに、エステサロン業界があります。
下記の表から分かるように、エステサロン市場は、毎年約8億〜9億円の増加ペースで売上を伸ばしてきました。
エステサロン市場規模の推移 年度 売上高 2016年度 3,572億円 2017年度 3,581億円 2018年度 3,602億円 2019年度 3,630億円 2020年度(見込み) 3,436億円 2021年度(予測) 3,480億円
出典:株式会社矢野経済研究所「エステティックサロン市場に関する調査を実施(2020年)」
なお、上記の「売上高」は、痩身エステ・脱毛エステなど、全店舗型エステサロンによる施術・物販・その他サービスによる売上総額を示しています。
また、2019年度のエステサロン業界で大きな売上構成比を占めた分野は、脱毛分野と物販です。
特に物販に関しては、エステサロン会社が製造したオリジナルの家庭用脱毛機器などを安価で販売し、大手通販サイトなどで人気を集めた結果、売上が伸びました。
なお、2020年度は、新型コロナウイルスの影響でやや下振れとなりましたが、2021年度は約50円規模で回復見込みです。
1-1.メンズエステサロンの市場規模
メンズエステサロンの売上高は、エステサロン業界全体の約9%を占めています。
以下は、メンズエステサロンにおける市場規模の推移について示した表です。
メンズエステサロン市場規模の推移 年度 売上高 エステサロン業界全体に対する割合 2015年度 335億円 9.41% 2016年度 336億円 9.40% 2017年度 337億円 9.41% 2018年度 338億円 9.42%
出典:株式会社矢野経済研究所「エステティックサロン市場に関する調査を実施(2014年)」
なお、上記の売上高は、2014年度における見込み数値です。
メンズエステサロン業界の売上高も、エステサロン全体の市場と同じように安定的に推移していることが分かります。
特に、低価格に特化した脱毛エステなど、安価に施術可能なメンズエステサロンが急速に事業を拡大している傾向です。
また、アンチエイジング分野・ホームケア商品などの注目が高まっており、今後もメンズエステサロン市場の拡大が見込まれています。
2.【年代別】需要のあるメンズエステサロンの特徴
メンズエステサロンは、「身体に関するコンプレックスを解消したい」と考える人が多く利用する傾向にあります。
そのため、メンズエステサロン経営を始める場合は、各世代が持つ悩み・コンプレックスを理解することが大切です。
ここでは、年代別に需要のあるメンズエステサロンの特徴を紹介します。
なお、以下では、株式会社リクルートライフスタイルの「男性の美容意識・行動調査2017」によるアンケート結果を参考にしています。
2-1. 10代〜20代|未婚・既婚の違いで需要が変わる
株式会社リクルートライフスタイルの調査によれば、「10代〜20代男性は、自分の外見を整えることへの興味が一番高い世代」という結果が出ています。
また、2014年度の同調査と比較しても、「外見ケアに関する興味がある人」の割合は増加傾向にあります。さらに、「行ってみたいと思うエステサロン」の特徴を質問した結果、未婚・既婚別で求めるエステサロンの特徴が異なることが分かっています。
未婚の場合は「勧誘がしつこくない・強引ではないエステサロン」が人気の傾向にあります。
一方で、既婚者の場合は「メニューと金額が明確なエステサロン」が支持されています。
2-2. 30代〜40代|低価格メニューが人気傾向
調査対象の18歳〜59歳の中で、最も人気のあったエステサロンの特徴が「低価格のメニューがあるエステサロン」という選択肢でした。
その中でも、「低価格のメニューがあるエステサロン」を支持した世代は、30代が一番多いという結果が明らかになっています。
また、他の世代と比べ「隠れ家風なエステサロン」が、30代〜40代から人気を集めていることも分かりました。
2-3. 50代|体型に関する悩みが減る年代
株式会社リクルートライフスタイルの調査によれば、50代の男性は10代〜40代の男性と比較して、身体に関する悩みを抱きにくい世代と考えられています。
「体毛・顔・体型などに関する悩みの相談ができるエステサロン」を支持する50代男性の割合は、10代〜40代より6〜9%も低いという結果が出ました。ただし、「低価格のメニューがあるエステサロン」を支持する50代男性の割合は、全世代平均をやや上回っています。
10代〜40代と比較し、エステサロンに関する興味はやや薄れる世代となりますが、気軽に利用できるエステサロンであれば、50代男性の利用確率も高まるでしょう。
3.メンズエステサロンを開業する際のポイント4つ
メンズエステサロンの開業には、特別な資格は不要であるため、比較的始めやすいビジネスと言えます。
メンズエステサロンを経営する際は、ターゲット層やコンセプトを具体的に設定した上で、綿密な経営計画を練ることが重要です。
ここでは、メンズエステサロンを開業する際のポイントを4つ紹介します。
3-1.資金計画を考える
経営を行う上で、資金計画を考えることは最も重要です。
計画的な資金繰りにより健全な経営を行うことで、会社の長期的な成長に繋がります。
以下の資金に関して、計画を立てるようにしましょう。
開業資金 | 物件取得費・内装施工費・設備費・広告宣伝費など |
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運営資金 | 人件費・賃貸料・水道光熱費・広告宣伝費など |
また、メニュー料金の設定・1日あたりの売上の概算も行い、月あたりでどれくらいの利益が見込めるかも算出しましょう。
3-2.集客しやすい立地を選ぶ
メンズエステサロンの立地は、集客を大きく左右するため、入念に市場調査を行った上で物件を決めましょう。
以下は、メンズエステサロンを開業する際の立地選びのコツです。
- ・ターゲット年代の男性が多く訪れる場所
- ・人通りが多く、人目に触れやすい場所
- ・競合他社が少ない・出店する可能性が低い場所
例えば、ショッピングモールなどにあるエステサロンよりも、スポーツジムなどに併設しているエステサロンのほうが人気傾向にあります。
出典:株式会社リクルートライフスタイル・ ホットペッパービューティアカデミー「男性の美容意識・行動調査2017」
さまざまなデータを参考にしてターゲット年代の男性のニーズを調査し、集客に効果的な立地を選びましょう。
3-3.ターゲット層に合わせた施術を用意する
エステサロンを開業する際は、ターゲット層に合わせた施術を用意しましょう。
年齢・職業・結婚や恋人の有無・趣味など、具体的なお客様像をイメージすることで、ターゲット男性の求める施術が具体的になります。
店舗コンセプト・方向性などのイメージが浮かばないときは、知人の男性にアンケートをとると、新しい発見があるかもしれません。
3-4.集客とスタッフの採用に力を入れる
メンズエステサロンのターゲット層やコンセプトが固まっても、実際に集客できなければ経営は安定しません。
ホームページ・チラシ・SNSなどを活用し、積極的に自店舗の情報を露出しましょう。
また、安定した経営を行うために、スタッフを充足させることも大切です。
開業前はもちろん、開業後も定期的に採用活動を行いましょう。
メンズエステサロンのスタッフを募集する際は、メンズエステサロンに特化した求人サイトに求人掲載を行うことがおすすめです。
「メンエスリクルート」では、全国47都道府県のメンズエステサロン求人を扱っているため、お気軽にご相談ください。
まとめ
エステサロンの市場は年々成長しており、特に脱毛サロンや物販の販売が伸びています。 メンズエステサロンに関しても、売上高が335億円前後と安定して推移している点が特徴です。
メンズエステサロンを開業する場合は、各世代の需要を理解した上で、ターゲット層・コンセプトに沿った店舗づくりを心がけましょう。
メンズエステサロンのスタッフを募集する際は、メンズエステサロンに特化した求人サイトである「メンエスリクルート」を、ぜひご利用ください。