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メンズエステで働くには資格が必要なの?種類から取得方法まで紹介

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最近は男性向けのエステサロンが増えているため、エステティシャンのニーズも増加傾向です。しかし、メンズエステの求人広告を見ても、「どのような仕事なのか」「どのような資格・経験が必要なのか」分かりづらいと感じる方もいるでしょう。

この記事では、メンズエステで働くためには、どのような資格が必要なのか、について詳しく解説します。さらに、メンズエステで活躍する上で役立つ資格と取得方法について解説するため、未経験からエステティシャンを目指す方はぜひ参考にしてください。

 

1.メンズエステで働くために資格は必要?

男性向けのエステサロンである「メンズエステ」の仕事内容は、一般的な女性向けのエステメニューとほとんど変わりません。
フェイシャルケア・ボディケア・頭皮ケア・美容脱毛などリラクゼーションや身だしなみを目的としたものが多く、メンズエステは美容・ダイエットのサポートとしても高い人気があります。
さらに、リラックス効果のあるアロママッサージなどのメニューも、メンズエステでは人気です。

メンズエステのお店でエステティシャンとして働く場合は、特別な資格を要求されることはありません。お店にもよりますが、基本的なエステ技術とコミュニケーション能力を備えていれば、資格の有無にかかわらず十分な稼ぎを得ることが可能です。

そもそもエステという分野において、国家資格として認定されている資格は存在しません。民間団体が発行している資格はありますが、エステでは医療行為を行わないため、施術するだけであれば無資格で行えます。そのためエステについての資格を持っていない方であっても、メンズエステで勤務することは可能です。

関連記事:メンズエステで働ける年齢には制限がある?採用基準についても解説

 

2.メンズエステで活かせる資格の種類

メンズエステでエステティシャンとして働くだけであれば、資格は必要ありません。しかし、資格取得に向けた勉強の中で、エステ技術についての正しい知識や施術方法を身に付けられることで、お客様からの信頼を得ることが可能です。
さらに、エステサロンによっては資格手当が得られるなどして、無資格者よりも給料が高くなることがあります。

ここからは、メンズエステで活かせる資格を3つ紹介します。

 

2-1.認定エステティシャン

「AJESTHE認定エステティシャン」とは、一般社団法人日本エステティック協会が定めている資格の1つです。初心者でも比較的取得しやすく、就職の際には有利に働くことがあります。

一般社団法人日本エステティック協会(AJESTHE)は、日本における健全なエステティックの普及と発展を目的として1972年に設立された、エステティシャンの養成、教育、資格認定、関連団体との連携等の事業を展開するエステティシャンの職能団体です。

引用:一般社団法人日本エステティック協会「教会について」https://ajesthe.jp/about/

AJESTHE認定エステティシャンの資格を取得する流れは、次の通りです。

  • ①教会の認定校で300時間以上のカリキュラムを終了or実務経験1年以上
  • ②エステティシャンセンター試験に合格
  • ③「一般社団法人日本エステティック協会」の正会員として登録
  • ④資格申請手続きを行う

出典:一般社団法人日本エステティック協会「資格・検定について」https://ajesthe.jp/esthetician/details_est/

試験内容は、フェイシャルとボディの技術力を確認するための実技試験(手技のみ)と、マークシート式の筆記試験を行います。まったくの初心者であっても、認定校でカリキュラムを修了できているのであれば、さほど難易度は高くありません。

 

2-2.認定トータルエステティックアドバイザー

「AJESTHE認定トータルエステティックアドバイザー」も、同じく一般社団法人日本エステティック協会が定めている資格の1つですが、非常に難易度が高い試験です。

資格取得者はエステに関する高い知識と技術の持ち主であり、現場において指導的な役割を担うことが期待されています。サロン以外にもスクールの講師や美容アドバイザーなど、美容関係の業界で活躍する方が多く、サロン経営者として独立開業する際にも役立つ資格です。

エステティックを総合的に深く理解し、お客様に求められる実践力とサロンでの指導力を有しているエスティシャンに与えられる資格です(AJESTHE認定上級エステティシャンの上位資格)

引用:一般社団法人日本エステティック協会「資格・検定について」https://ajesthe.jp/esthetician/details_totalest/

AJESTHE認定トータルエステティックアドバイザーの資格を取得するまでの流れは、以下の通りです。

  • ①協会の正会員として登録済み
  • ②資格取得講座を受講
  • ③「AJESTHE認定上級エステティシャン」資格を取得後2年以上の実務経験or通算で5年以上の実務経験
  • ④筆記試験に合格
  • ⑤実技試験に合格

出典:一般社団法人日本エステティック協会「資格・検定について」https://ajesthe.jp/esthetician/details_totalest/

エステの国際ライセンスである「CIDESCO(シデスコ)資格」を所持していれば、認定エステティシャンを経由せずに、本資格を受験できます。ただし、CIDESCO資格を所持していても「AJESTHE上級エステティシャン」資格を取得しなければ、本資格を受験できません。

筆記試験の内容は、フェイシャルやボディに関する理論を重視した質問が行われる論述式の試験です。実技試験では実店舗での勤務状況を再現したテーマで、2名の試験官をサロンスタッフと想定した、プレゼンテーションとロールプレイングが行われます。

 

2-3.ビューティー・セラピー・ディプロマ

「ビューティー・セラピー・ディプロマ」はCIDESCOが認定する、非常にハイレベルな国際資格です。海外で活躍したい方にふさわしい資格だと言えます。

CIDESCO(シデスコ)は、エステティックの教育機関として世界的に認められた国際団体です。
1946年にベルギーで設立され、70年にわたる歴史を誇ります。

フェイシャル・ボディトリートメント、メイクアップ、化粧品学などのエステティック全般に関する知識と技術のレベルアップと、世界中への普及を目的とし、各国のエステティシャン、皮膚科医などの医療従事者、学識経験者が多数参加して設立されました。
現在、世界で30ヵ国以上の国が加盟、日本は1972年から支部を設立し加盟国となりました。

引用:一般社団法人 CIDESCO-NIPPON「CIDESCOとは」http://www.cidesco-nippon.or.jp/cidesco/index.html

ビューティー・セラピー・ディプロマの資格を取得するためには、国際認定学校を卒業して資格を取得する「学生受験」と、エステティシャンとして働きながら資格を取得する「一般受験」という2通りの方法があります。学生受験・一般受験それぞれの資格取得方法は、次の通りです。

【学生受験】

  • ①CIDESCO国際認定校において、1,200時間以上の教育課程を受講
  • ②CIDESCO国際試験を合格
  • ③試験合格後2年以内にエステサロンかスパで600時間の実務経験

出典:一般社団法人 CIDESCO-NIPPON「取得方法:Beauty Therapy Diploma」http://www.cidesco-nippon.or.jp/diploma/beauty_therapy.html

【一般受験】

▼受験資格

  • ①AJESTHE認定エステティシャンの資格を取得
  • ②エステの基礎教育を600時間以上受講
  • ③エステ関連の実務経験3年以上
  • ④受験申し込みの書類審査に通過

▼試験の流れ

  • ①一次筆記試験
  • ②実技チェック
  • ③40時間の事前講習
  • ④本試験

出典:一般社団法人 CIDESCO-NIPPON「取得方法:Beauty Therapy Diploma」http://www.cidesco-nippon.or.jp/diploma/beauty_therapy.html

一般社団法人 CIDESCO-NIPPON「ポストグラジュエイト(PG)試験詳細」http://www.cidesco-nippon.or.jp/diploma/beauty_therapy_test.html

 

3.メンズエステで活躍する資格の取得方法3選

エステティシャンとして働く上で役立つ資格には、さまざまな種類があります。そして、取得を目指す資格の種類によって、取得方法は異なっている点がエステ業界の特徴です。
ここではメンズエステで活躍するために、有用な資格の取得方法について3つ紹介します。これからエステティシャンとして活躍したいと考えている方は、ぜひ参考にしてください。

 

3-1.専門学校・スクールに通う

専門学校やスクールに通うことで、きちんとした知識と技術を身に付けられることにより、就職先で即戦力としての活躍が期待できます。エステの理論や技術のほかに、コースによっては法律やサロン経営について学べるところもあるため、将来的に独立を考えている方におすすめです。

またエステ関連の団体から認定を受けている認定校を選択することで、資格の取得条件となる実務経験が免除される場合があります。就職へのサポートが充実し、業界内での実績が豊富なスクールを選ぶために、入学前にカリキュラムや就職状況について、十分にリサーチすることが大切です。

 

3-2.通信教育で学ぶ

通信教育を利用することで、通学する場合に比べて学費を大幅に抑えられます。仕事の都合や周辺にスクールがない場合であっても、自由に時間や場所を選んで勉強できる上に、独学で学ぶよりも効率的に学習することが可能です。

高い就職実績を誇る大手のエステスクールも通信学科を設置しているため、基礎的な知識はしっかりと学ぶことができます。手技などに関しても、テキストだけではなくDVDなど動画講座を利用できるため、筆記だけではなく実技も十分に対策できる点が通信制大手校の魅力です。

 

3-3.エステサロンで働く

メンズエステでは、資格や経験がない方であっても働くことができます。多くのエステサロンでは経験がない従業員に対して研修制度を設けているため、ゼロからのスタートでも最低限の知識と技術を身に付けることが可能です。

またエステサロンによっては、資格取得の支援を行っているところもあります。エステに関する資格の多くは、実務経験者を対象としているため、お金をかけずに資格取得を目指す場合は、未経験者歓迎のエステサロンで働くことがおすすめです。

関連記事:メンズエステの面接で採用されるためのコツから注意点まで紹介!

 

まとめ

メンズエステは、特に資格や経験を持っていない方であっても活躍できます。しかし、業界団体が付与するエステティシャンの資格を取得することによって、正確な知識と技術を身に付けられ、仕事の幅を増やすことに繋がるでしょう。

有資格者は、エステサロンから手当が与えられたり、有利に就職できたりするため、この記事で紹介した資格を取得しておいて損はありません。働きながら資格を取得することもできるため、自分に合った方法で資格取得を目指しましょう。

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