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オイルマッサージのコツを紹介|部位ごとの施術方法・注意点も
オイルマッサージは、心地よい香りとマッサージによる癒しが魅力の施術です。実際にオイルマッサージを受けたことがきっかけで、美容のために自分でやってみたいと考える人も多いのではないでしょうか。
オイルマッサージはエステサロンでも人気のあるメニューであり、ポイントやコツを押さえることで、自分自身や家族・恋人にも施術ができます。
今回はオイルマッサージのコツを中心に紹介し、部位ごとの施術方法や、施術を行う際の注意点についても解説します。
目次
1.オイルマッサージで得られる効果
オイルマッサージとは、肌に直接オイルを塗って素手でなじませるようにマッサージをする施術のことです。使用するオイルは主に植物由来のエッセンスを含んだアロマオイルであり、ホホバオイルやグレープシードオイルなどが使われています。
オイルマッサージで得られる効果は、マッサージによるリラックス効果と、オイルの香りによる癒し効果です。オイルの香りは、使用するアロマオイルの種類・精油成分によって変わります。オイルの香りに包まれながら、手によるマッサージで心身ともにリラックスできることが、オイルマッサージの醍醐味です。
2.オイルマッサージのコツ3選
オイルマッサージの施術はただ行うだけでなく、コツを押さえたマッサージを行うことでリラックス効果を高められます。上手なマッサージのやり方を覚えて、オイルマッサージの効果を高めましょう。
ここでは、マッサージの基本的なコツとコリがひどい部位への対処方法を紹介します。
2-1.体重をうまく乗せる
オイルマッサージは手を使うものの、手のひらや指先の力だけでは気持ちいいマッサージはできません。両手に体重をうまく乗せて、施術部位にゆっくりと圧をかけることがオイルマッサージのコツです。
手で温めたオイルを施術部位になじませて、肩から徐々に体重を乗せるイメージで圧をかけます。そのまま、施術部位の上で手を滑らかに動かしましょう。慣れないうちは、体重の乗せ方が強くなりすぎていないかどうか、施術相手に聞くことがおすすめです。
体重をうまく乗せてマッサージをすると、握力を使う必要がないため、施術者自身も疲れにくくなります。オイルマッサージをやると手や指がすぐに痛くなってしまう人は、体重をうまく乗せることを意識して施術しましょう。
2-2.施術相手の呼吸に合わせて行う
体重を乗せるマッサージは、施術相手の呼吸に合わせて行うことが重要です。施術相手が息を吸っているときは体重を乗せて、息を吐いているときは力を抜いてマッサージを行います。
施術相手の呼吸に合わせてマッサージを行うためには、まず施術者自身が深呼吸をしましょう。深呼吸をしながら緩い力でマッサージを行うと、筋肉の緩みや体が上下する動きによって、施術相手の呼吸をつかむことができます。施術相手の呼吸をつかんだ後で、体重を乗せるマッサージを行ってください。
2-3.コリがひどい部位は「指圧」を使う
手で行うオイルマッサージは全体の施術部位をリラックスさせられる一方で、ピンポイントなコリの対処には向いていません。コリがひどい部位は「指圧」を使うと、気持ちいいマッサージができます。
指圧のやり方は、指先の腹で部位を押すだけです。オイルマッサージ中にコリがひどい部位を見つけたら、両親指の腹を当ててゆっくりと3秒間押して、また3秒間をかけて指から力を抜きましょう。
指圧を行うときは、あまり強く押しすぎないように注意してください。強く押しすぎると指圧した箇所の筋肉を傷つけたり、自分の指を痛めたりする可能性があります。指圧はあくまでも施術相手が気持ちいいと感じる範囲で行うことが大切です。
3.【部位別】オイルマッサージの施術方法|部位に合ったコツも紹介
体は部位ごとに形状や広さ、骨や筋肉の付き方が異なるため、各部位に合った施術方法を理解することが重要です。
ここでは、とくにオイルマッサージでリラックス効果を得やすい3つの部位について、それぞれの施術方法とコツを紹介します。施術の流れは3〜5回繰り返すと効果的です。
3-1.首〜肩
頭を支える首〜肩は筋肉のコリが出やすい部位です。リンパ節の位置を意識して、丁寧にマッサージしましょう。
- (1)耳下から鎖骨までのラインを軽くさする
- (2)人さし指・中指・薬指の3本をそろえて、肩の内側から外側へと円を描きながらもみほぐす
- (3)肩から首筋、頭の付け根部分までを、両手で押しながらさする
- (4)右肩の肩先から肩甲骨まで流すようにさすり、左肩も同様にさする
- (5)背中の下側から肩先へと、肩甲骨のラインに沿って親指でなぞるように動かす
首〜肩の施術を行うときは、力加減に注意してください。とくに首は繊細な神経が集中しているため、間違ったマッサージを行うと危険です。首の中心を通る骨に力を加えないようにして、両側の首筋に沿って手を動かしましょう。
3-2.背中〜腰
背中〜腰は広い部位であり、施術相手にうつ伏せで寝そべってもらうとマッサージがしやすくなります。
- (1)腰に両手を置き、背中の内側から肩・背中の外側を通り、腰へと大きく円を描く動きでさする
- (2)背骨の左横に両手の親指を並べて、交互に小さな円を描きながら圧をかけ、腰から肩までを指圧する。反対側も同様に指圧する
- (3)背骨上部に右手の人さし指と中指を置き、左手を上に添える。人さし指と中指で背骨の両脇を押しながら、首の後ろ側から腰へ向かってなぞる動きを2回行う
- (4)背骨の左横に親指を重ねるように置き、腰から肩甲骨の下までをなぞるように滑らせる。背中左側の真ん中を通るライン、外側を通るラインも同様に動かし、背中の右側も同様にマッサージする
- (5)(1)と同じマッサージを再度行う
肩に重さを感じている人には、肩甲骨まわりもマッサージしてあげましょう。施術相手の手を腰に当ててもらうと、肩甲骨のラインが分かりやすくなります。
3-3.もも〜足裏
もも〜足裏は下半身の血液を送る血管が多く通っており、マッサージをすると気持ちよさが感じやすい部位です。
- (1)右手は足裏のつま先からかかとへ、左手は足の甲からつま先へと、両手で円を描くようにさする
- (2)かかとの内側に親指を当てて、足首へ向かってさする
- (3)足首の裏側を手で左右から挟み、太ももの付け根へ向かってさする
- (4)ふくらはぎを指圧でもみほぐしながら、足首からひざ裏までをさする
- (5)太ももを両手ではさみ、もみほぐしながらひざ裏から付け根へ向かってさする
もも〜足裏におけるマッサージのコツは、下から上へ向かって流すようにもみほぐすことです。関節の下側や筋肉にコリがある箇所はやや強めに指圧すると、リフレッシュする感覚を味わってもらえます。
4.オイルマッサージの施術を行う際の注意点
オイルマッサージの施術を行う際は、施術相手の体調に気を配りましょう。熱があったり、施術部位に怪我をしていたりする場合はオイルマッサージを控えてください。
また、とくに気をつけたい2つの注意点も紹介します。
〇力を入れすぎると「もみ返し」が起こる
マッサージ時に力を入れすぎると、施術部位に痛みや熱っぽさを感じる「もみ返し」が起こります。もみ返しを避けるためには力の入れすぎに注意し、同じ箇所のマッサージは長くても10分以内に抑えてください。
〇施術前に必ずパッチテストを行う
敏感肌の人やアレルギーを持っている人は、オイルに含まれる精油成分で刺激を受けて、アレルギーなどの反応を起こす可能性があります。施術前に必ずパッチテストを行い、オイルを使用して問題ないかを確認してください。パッチテストでは使用するオイルを腕の内側部分に塗り、1〜2日後に肌の状態をチェックして赤みやかぶれがなければ問題ありません。
まとめ
オイルマッサージは、手のマッサージとアロマオイルの香りによる相乗効果でリラックスできる施術です。施術相手の呼吸に合わせて、体重をうまく乗せて圧をかけると、施術相手が気持ちいいと感じるマッサージができます。紹介した部位別の施術方法や注意点も押さえて、自分で施術するオイルマッサージを楽しみましょう。
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