メンズエステお仕事コラム/メンズエステ求人特集記事
メンズエステ店舗が摘発されるとどうなる?摘発を避ける方法も紹介
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法令を遵守していないメンズエステ店や、違法なサービスが黙認されているお店では、経営者だけでなく、働くスタッフやセラピスト、利用者が罪に問われる可能性があります。健全に運営されるメンズエステを選ぶことで、トラブルを避け、安心して働けるでしょう。
当記事では、メンズエステの店舗が摘発された場合に生じる影響や、そのリスクを避けるための方法について詳しく解説します。安心して働ける環境を見極めたい方はぜひ参考にしてください。
目次
1. メンズエステの店舗が摘発されるとどうなる?
メンズエステの経営方法によっては、摘発を受ける可能性があります。働いているメンズエステの店舗が摘発された場合、真っ先に気になることは自分たちの処遇についてではないでしょうか。
ここでは、メンズエステの店舗が摘発されたとき、働いている方やお客様はどうなるのか解説します。
1-1. 店舗・経営者・スタッフ
経営しているメンズエステがいわゆる違法店だった場合、経営者は罪に問われます。風営法違反にあたるため、捜査や裁判を経て2年以下の懲役、200万円以下の罰金のいずれか、あるいは両方が科せられます。
出典:e-GOV法令検索「風俗営業等の規制及び業務の適正化等に関する法律」
スタッフについては、違法営業の内容次第で罪に問われるかどうかが変わります。経営者だけでなく、店ぐるみで風営法に違反していると判断された場合は、経営者のみならずスタッフも逮捕される可能性があります。
メンズエステ店舗は、摘発直後に営業停止処分となります。
1-2. セラピスト
店舗が営業停止になり、経営者やスタッフが逮捕されたとしても、セラピストが罪に問われることは基本的にはありません。お店側が指示して違法行為をさせていたと判断されるためです。
ただし、警察署で事情聴取を受ける必要がある上、その結果お店側の指示ではなく、セラピスト個人が性的なサービスを提供していたと発覚すると、セラピストも罰せられます。勤務中はルールを守り、性的サービスは提供しないようにしましょう。
また、事情聴取によっては前歴の記録が残り、身元引受人を呼ばなくてはならない可能性がある点には注意が必要です。身元引受人には、親族や職場の上司、恋人など身近な人物を呼ぶ必要があります。連絡して警察署まで迎えに来てもらうため、メンズエステで働いていたことが必然的にバレてしまうでしょう。
1-3. お客様
店舗側が性的サービスを指示していた場合や、セラピストが個人的に性的サービスを提供していた場合は、基本的にお客様が逮捕されることはありません。ただし摘発時に店舗内にいたお客様は、警察の捜査や調書作成に協力しなければなりません。
お客様が逮捕されるかどうかは、「誰が性的サービスを提案・強要したのか」によって変わります。知らずに利用した方なら被害者と言えるものの、お客様のほうからセラピストに性的なサービスを強要していた場合は加害者にあたり、罪に問われます。性的なサービスは強制わいせつ罪や、強制性交罪に該当します。
2. 摘発される可能性が高いメンズエステ
摘発の可能性があるメンズエステで働くと、警察から事情聴取を受けたり、家族や知り合いに勤務先がバレたりするリスクがあります。
ここでは、安心して働けるお店を見つけるコツとして、摘発される可能性の高いメンズエステの特徴を解説します。
2-1. 性的サービスを提供・黙認しているメンズエステ
お店側が性的サービスを提供・黙認しているメンズエステは、将来的に摘発される可能性が高いと言えます。
エステ店で性的サービスを提供するためには、風営法に則った届出が必要です。しかし風俗エステ店の経営には営業禁止エリア・営業時間などの制限があるので、表向きは健全店として経営しつつ、違法に性的サービスを提供している店舗もあります。
性的サービスを提供・黙認しているお店の特徴は、裏オプションを設定していることなどが挙げられます。セラピストが自主的に裏オプションを提供しているとしても、関係者が把握していれば、お店による性的サービス容認と判断されます。
2-2. 無免許で免許が必要なマッサージを行っているメンズエステ
マッサージなど国家資格が必要となるサービスを無免許で提供しているメンズエステは、性的サービスの有無にかかわらず摘発のおそれがあります。
メンズエステで行われるサービスは、あくまでリラクゼーションを目的とした行為です。マッサージと呼べる施術は、国家資格の「あん摩マッサージ指圧師」を保有している専門知識や技術のある人でなければ行えません。
国家資格を保有していないセラピストがメンズエステで担当できるのは、基本的なエステサービス・もみほぐしです。店ぐるみで治療に該当するマッサージを無免許で提供していると、違法サービスにあたり、摘発の対象となります。
3. 摘発を避けてメンズエステで働く方法
メンズエステで働いたからといって、必ずしも摘発のリスクがあるわけではありません。摘発を避けつつ、安心してセラピストとして働くために、必ず法律を守りましょう。
ここでは、安全にメンズエステで働くポイントを解説します。
3-1. 違法店で働かないようにする
サービス過剰店など、あきらかに違法な経営を行っているメンズエステでは働かないようにしましょう。健全店に見えるメンズエステでも、下記のような性的サービスをイメージさせる特徴があれば、避けたほうが無難です。
- ・裏オプションがある
- ・オプション名が過激
- ・セラピストの衣装が過激すぎる
- ・違法行為に関する口コミが多い
- ・通報やトラブルの噂が多い
セラピストが裏オプションを提案した時点で、「性的サービスが行われている可能性がある」と判断されるため、提案自体を避けましょう。男性が性的サービスをイメージしそうな過激なオプション名があったり、ホームページでセラピストの衣装が過激だったりする場合も、違法店の可能性があります。
インターネット上で違法行為に関する体験談や、通報・トラブルの書き込みが多い場合も、注意が必要です。
3-2. 性的なサービスを絶対に行わないようにする
経営者やスタッフから指示されても、性的なサービスは絶対に行ってはなりません。中には、お客様が「お店に内緒でお金を払うから」と個人的に性的サービスを強要することもあります。
性的サービスを交渉してくる人は、お客様ではなく私服警官の可能性も考えられます。安易に性的サービスを提供すると、警察に「違法店またはセラピスト個人が違法している」と判断されかねません。
警察の潜入捜査は私服で行われるので、お客様との判別は困難です。いつ潜入捜査に当たってもトラブルに巻き込まれないようにするために、普段から性的サービスの提供を断ることが大切です。
3-3. SNSやインターネット上で目立つ行動を控える
集客力アップのためにSNSやインターネットを活用する方は、目立つ行動を控える必要があります。潜入捜査を行う警察の情報源は、インターネット上の掲示板やSNSなどです。目立つ行動をとると、潜入捜査される可能性が高まります。
集客用にSNSへアップする画像も、性的サービスをイメージさせないよう注意しましょう。過激な衣装、特に胸やお尻などボディラインを強調する衣装での画像は避け、健全な画像や文章を心がけることが怪しまれないコツです。
3-4. 通報マニアのアカウントをブロックしておく
通報マニアと呼ばれる層のアカウントは、あらかじめブロックしておくことでトラブル回避につながります。通報マニアとは、メンズエステなど特定のお店を狙って、少しでも怪しい部分があると通報を行う人のことです。
個人が憂さ晴らしで嫌がらせしてくる場合もあるため、最初からSNSでは通報マニアのアカウントをブロックしておくと安心です。
まとめ
メンズエステの店舗が摘発される場合、事情聴取や前歴の記録、社会的信用の失墜など、さまざまなリスクが存在します。違法店を見極め、健全なメンズエステ店で働くためには、店舗の評判や運営体制、提供サービスの内容を事前に調査することが大切です。
また、働く際には、法律に触れる行為を一切行わないよう徹底しましょう。正しい知識を持ち、きちんとルールを守ることで、リスクを回避しながら健全な職場環境で働けます。