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メンエスには密着する施術がある?施術内容や施術時の注意点を解説

メンズエステでは、「密着施術」という言葉を目にする機会があります。メンエスにおける密着施術は、あくまでリラクゼーションを目的とした健全なサービスの1つです。マーメイドやディープリンパ、ストレッチといった施術法では、セラピストとお客様の距離が近くなることがありますが、性的なサービスではありません。
当記事では、密着施術の内容や代表的な手法、注意すべきポイントを詳しく解説します。メンズエステの施術について正しい理解を深め、安心してメンズエステの世界に踏み出しましょう。
目次
1. メンエスには密着するサービスがある?
メンズエステの施術には、お客様とセラピストの体が触れ合う「密着系」のサービスが含まれることがあります。密着と聞くと、性的なサービスと誤解されることもありますが、実際にはあくまでもリラクゼーションを目的とした健全なサービスの1つです。
代表的な施術としては、マーメイドやディープリンパ、ストレッチ、カエル足などがあり、それぞれ異なる方法で密着感を演出しています。ここでは、それぞれの施術内容や特徴について詳しく解説します。
1-1. マーメイド
マーメイドは、密着度の高い施術の中でも特に人気がある手法の1つです。
セラピストがうつ伏せになったお客様の片足を両脚で挟み込み、太ももを使って膝の裏からお尻までを大きくなぞるようにマッサージします。太ももの柔らかさや体温がダイレクトに伝わるため、強い密着感を得られる施術となっています。
マーメイドという名称は、施術時の姿勢や足の絡み具合が人魚を連想させることからつけられたといわれています。
ただし、マーメイド施術は体勢の取り方や太ももの使い方にコツが必要なため、ある程度の技術と慣れが必要です。経験の浅いセラピストは無理に対応せず、十分に練習してから取り入れましょう。
1-2. ディープリンパ
ディープリンパとは、鼠径部(太ももの付け根)に対して集中的に行うリンパマッサージのことで、老廃物の排出やむくみの軽減などの効果が期待されます。
メンズエステにおいては、このディープリンパが「ゼロ距離の密着施術」として位置づけられており、施術を受ける男性に高い人気があります。密着感が強いので、施術中の態度や所作には特に注意しましょう。
1-3. ストレッチ
ストレッチは、セラピストが身体を密着させながら、お客様の筋肉や関節を伸ばす施術です。本来の目的は筋肉の柔軟性を高めることですが、メンズエステでは密着要素を加え、独特のリラクゼーション効果を生み出します。
具体的には、セラピストが背後からお客様の腕を支えながらゆっくりと持ち上げたり、足を曲げ伸ばしして股関節を伸ばしたりといった動作を行います。お客様に寄り添うような体勢になるため、自然と肌の接触が生まれ、癒やしや安心感を与えられます。
施術の効果を高めるためには、無理な力を加えないようにしながら、適切な角度で筋肉にアプローチすることが求められます。また、ストレッチ中に会話をして緊張を和らげ、施術効果を高める工夫も大切です。
密着といっても、あくまでもストレッチの補助として行われるものなので、性的な意図を含まない健全なサービスを徹底しましょう。
1-4. カエル足
カエル足とは、うつ伏せの状態で両足を「く」の字に曲げ、カエルのような体勢を取る姿勢のことです。この体勢は鼠径部や太もも、膝裏のマッサージに適しており、セラピストが後方から手を差し入れて施術を行うことで、深部までしっかりとアプローチできます。
カエル足はメンズエステ特有の施術スタイルの1つで、密着感が高く、多くの店舗で採用されています。ただし、この体勢はお客様にとって羞恥心や緊張感を伴うことが多いため、施術前に声かけをするなどの配慮を行いましょう。
また、無理のない範囲でカエル足の姿勢を取ってもらい、施術中は常に圧の強さや手の位置に注意を払う必要もあります。施術の安全性と快適性を両立させるためにも、カエル足のマッサージは丁寧な進行と適切な技術が必要です。
2. メンエスで密着する施術は違法?
「密着するサービス」と聞くと、性的サービスを連想して不安に感じ、メンズエステのセラピストとしての応募をためらう一因になることもあるでしょう。
しかし、実際のメンズエステで提供される密着系施術は、あくまでもリラクゼーションを目的とした健全なサービスです。マーメイドやディープリンパといった施術では、お客様に至近距離まで近づくことになりますが、性的行為や風俗的サービスは行いません。これらの施術は多くの健全店で一般的に導入されており、法的にも問題はないとされています。
ただし、「密着」という言葉が示す内容には店舗ごとのスタンスに違いがあるため、注意が必要です。セラピストとして働きたいときは、「密着=NG」と決めつけるのではなく、まずは各店舗のサービス内容や運営方針を確認しましょう。
3. お客様に密着する施術を行う場合の注意点
メンズエステにおける密着施術は、リラクゼーション効果を高める上で重要な技術ですが、実施にあたっては注意点もあります。特に施術者とお客様の距離が近くなる分、誤解やトラブルを防ぐための配慮が必要です。
ここでは、密着施術を行う際にセラピストが気をつけるべきポイントを3つ紹介します。
3-1. 絶対に性的な要求には応じない
密着施術は身体的な距離が近くなるため、お客様の中には性的な期待を抱いてしまう方も存在します。しかし、メンズエステはあくまでもリラクゼーションを目的としたサービスであり、風俗店ではないので、仮にお客様から性的な要求があったとしても、絶対に応じないようにしましょう。
一度でも応じてしまうと、トラブルの原因になるだけでなく、自身の安全や信頼を損ないます。施術中に性的な要求をされたときは毅然とした態度で対応し、必要に応じてスタッフや店舗責任者に報告することも検討しましょう。
安心して働ける環境を守るためにも、「施術は健全なものである」という姿勢を崩さず、自信を持って施術を行うことが大切です。
3-2. 清潔感のある身だしなみを心がける
密着施術を行うにあたり、セラピスト自身の清潔感は非常に重要な要素です。お客様との距離が近いからこそ、髪型や服装、香り、肌の手入れなど、細部にまで気を配りましょう。
セラピストの印象は、技術だけでなく見た目や雰囲気によっても左右されるため、常に清潔感を意識した身だしなみを整える必要があります。香水は強すぎないものを選び、口臭や汗のにおいにも配慮しましょう。施術者としてのプロ意識を持ち、見た目の印象にも気を配ることで、お客様からの信頼や満足度を高められます。
3-3. 鼠径部ばかりの施術は避ける
メンズエステでは、ディープリンパといった鼠径部へのマッサージが人気を集めていますが、施術の中心を鼠径部に偏らせるのは避けましょう。鼠径部ばかりを集中的に触れてしまうと、リラクゼーションの目的が伝わりにくくなり、誤解や不信感を招くおそれがあります。
本来、全身の筋肉やリンパの流れを整えることがマッサージの目的であり、鼠径部はあくまでサービスの一部にすぎません。全身をバランスよく施術した上で、最後にオプションとして鼠径部にアプローチするなど、流れを意識した構成が重要です。
また、鼠径部の施術には緊張感や羞恥心を伴う場合もあるため、声かけや配慮を忘れず、お客様の様子を見ながら進めましょう。
まとめ
メンズエステにおける密着施術は、あくまでもリラクゼーションを追求した手法であり、性的なサービスではありません。ただし、密着による誤解やトラブルを未然に防ぐには、セラピストの意識や対応も欠かせません。密着施術を適切に理解し、正しく実践することは、セラピストとしての成長だけでなく、お客様に安心感を与えることにもつながります。知識と技術をしっかり身につけ、安全で快適な施術を提供しましょう。
メンズエステで働きたい方は、ぜひメンエスリクルートでお仕事探しを進めましょう。初めての方でも安心して働ける環境が整っています。